ケアマネ試験の聞き流し勉強法|効く使い方と音声・動画教材の選び方

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ケアマネ試験は、聞き流しだけでは受かりません。ただ、過去問と組み合わせると、机に向かえない時間をそのまま勉強時間に変えられます。

当講座の合格者アンケートには「14回の動画は、毎日BGMにしていました」という声があります。この人は、聞くだけで終わらせず、問題演習の時間も別に取っていました。差が出るのは、聞き流しの「あと」に何をするかです。

この記事は、ケアマネ試験の講座で講義を作り、受講生の勉強の仕方を見てきた立場から書いています。聞き流しが効く場面と効かない場面、教材の比べ方、1日の中での使い方を順に説明します。

ぼくの講義は、ふだんは標準語で進めていますが、ところどころで関西弁を混ぜています。耳だけで聞いていると、同じ調子の話はどうしても流れていきます。言葉の調子が変わったところで、意識が講義に戻ってくるからです。この関西弁は受講生にも好評で、合格者アンケートにも「先生の親しみある関西弁、わかりやすい説明」という声が届いています。

ケアマネ試験は聞き流しで受かる?

聞くだけでは受かりません。ケアマネ試験は、5つの選択肢から正しいものを2つか3つ選ぶ問題を、60問解く試験です。音声で知識を入れても、問題を解く練習をしなければ、本番で選択肢を見分けられません。

「ながら視聴は全部ムダ」という意見もあります。半分は当たっています。聞き流しを勉強の中心にすると、分かったつもりのまま試験の日を迎えます。

残りの半分は外れています。聞き流しが役に立つのは、テキストを開けない時間です。通勤、家事、夜勤の休憩。この時間に講義をもう一度聞いておけば、机に向かったときの過去問が速く進みます。

聞き流しは、勉強の「主役」ではなく「復習の回数を増やす道具」として使ってください。

聞き流しが効く場面・効かない場面

効くのは、一度勉強した内容をくり返すときです。効かないのは、初めての分野を覚えるときと、問題を解く練習の代わりにしたときです。

効く効かない
内容制度の流れ、用語の意味、講師が強調する「出るところ」統計の数字、細かい表、初めて聞く分野
タイミング講義の2回目以降、テキストで一度読んだあとまったく手をつけていない分野の1回目
目的復習の回数を増やす、勉強のリズムを切らさない問題演習の代わり

効く理由:くり返しの回数が増える

ケアマネ試験の範囲は広く、一度読んだだけでは覚えきれません。受講生のアンケートでも、合格した人は「動画を何回も繰り返し観て基本を覚えた」「DVD を何度も見た」と書いています。聞き流しは、このくり返しの回数を、机に向かう時間を増やさずに増やせます。

効かない理由:耳だけでは数字と表が残らない

サービスの人員基準や統計の数字は、耳で聞いても頭に残りにくい内容です。そもそも、当講座では統計の数字のように学習しても得点しにくい問題を、捨ててよい「C問題」に分けています。聞き流しで追いかける範囲ではありません。

講師として毎年見ていて、いちばんもったいないと感じるのは、聞くだけで終わってしまう人です。講義を何度も聞いて、頭には入っているはずなのに、模擬試験も過去問も解かないまま本番を迎え、結果が出ない人が多すぎます。聞いて「分かった」と思えることと、5つの選択肢から正しいものを選べることは、別の力です。

聞き流しに使える教材の種類と比べ方

教材は大きく4つあります。無料の YouTube、学習アプリ、講座の音声・動画、DVD です。選ぶときに見るのは、費用、オフラインで聞けるか、倍速で聞けるか、いつまで聞けるか、通信量の5つです。

教材費用オフライン倍速聞ける期間通信量
YouTube(無料の講義・一問一答)無料基本は不可可動画が公開されている間使う
学習アプリ(読み上げ型など)無料〜有料アプリによるアプリによるアプリによるアプリによる
講座の動画(配信型)講座の受講料講座による講座による試験日などで終わることが多い使う
講座の動画(保存型)・音声ダウンロード講座の受講料可講座による講座による保存後は使わない
DVD・ブルーレイ講座の受講料可(再生機器が必要)再生機器による期限なし使わない

無料の YouTube は「入口」に向いている

YouTube には、ケアマネ試験の講師が出している無料の講義が多くあります。ぼくも「【馬淵敦士】ケアマネ受験合格チャンネル」で講義を公開しています。音声だけで聞きたい人には、ポッドキャスト(Spotify「ケアマネ受験合格チャンネル」)もあります。

無料の動画の弱点は、範囲が順番どおりにそろっていないことです。苦手な分野を拾うには便利ですが、試験範囲を1から通して聞くには、講座のように順番が組まれた教材のほうが向いています。

講座の動画は「いつまで、どこで聞けるか」を確かめる

講座の動画は、各社で仕様がかなり違います。2026年10月31日時点で、各社の公式サイトで確認できた内容は次のとおりです。

講座聞き流しに関わる仕様
アガルート動画はストリーミング配信で、映像の保存は不可。音声ファイルはダウンロードできる(一部の講座を除く)。倍速は9段階
中央法規「試験ナビ」(WEB講座)倍速再生あり。2026年版の視聴期限は2026年11月30日
いとう総研ブルーレイの講座と音声講座がある
ベストウェイケアアカデミー(当サイト運営)動画配信・動画購入(アプリに保存)・DVD の3種類から選べる(6章)

聞き流しに使える教材の比べ方(YouTube・学習アプリ・講座の動画・DVDを、費用・オフライン・倍速・聞ける期間・通信量で比較)

効果を出す聞き流しのやり方

順番が決め手です。1回目はテキストを見ながら講義を聞く。2回目からは耳だけで聞く。聞いた範囲の過去問を、その日のうちに解く。この3つをセットにしてください。

1. 1回目は、画面とテキストを見ながら聞く

初めての分野をいきなり耳だけで聞いても、言葉が頭を通り過ぎます。1回目は机で、テキストの図や表を見ながら講義を聞いてください。

2. 2回目からは、耳だけで聞く

一度見た講義なら、耳だけでも図や表を思い出せます。ここからが聞き流しの出番です。

3. 聞いた範囲の過去問を、その日のうちに解く

朝の通勤で聞いた範囲は、夜に過去問を5問でも解いてください。聞いた内容が「問題で使える知識」に変わるのは、この時です。

ある受講生は「14回の動画は、毎日BGMにしていました。アウトプットセミナーは、喫茶店か図書館で問題を解いていました」と書いています。聞く場所と解く場所を分けていたのが、この人の工夫でした。

4. 聞く範囲は「出るところ」から

当講座では、過去問を A(必ず取る)、B(苦手なら捨ててよい)、C(基本的に捨てる)に分けています。聞き流しで回すのは、A の範囲が中心です。直近4回の試験では、C 問題は毎年60問中6〜10問でした。

倍速は、2回目以降に上げる

初めて聞く講義は、等倍で聞いてください。2回目以降は、聞き取れて内容を思い出せる速さまで上げて構いません。速くしすぎて「聞いた気がするだけ」になったら、一段戻します。

倍速に向くかどうかは、講師の話す速さでも変わります。ぼくは割とゆっくり話すので、慣れてくれば2倍速でも聞き取れます。ただ、早口の講師の講義を2倍速で聞くと、言葉を追うだけで精一杯になり、内容が残りません。最初は等倍で聞き、慣れてきたら少しずつ速くしてください。

勉強全体の進め方は、通信講座で合格する学び方で詳しく書いています。

1日の中での聞き流しの使い方

聞き流しに向くのは、手は動いていて、頭は空いている時間です。

時間使い方
通勤(電車・バス)前の日に机で見た講義の2回目を聞く
家事(料理・洗濯・掃除)その日の夜に過去問を解く範囲を、先に聞いておく
夜勤の休憩10〜15分で区切れる短い講義や一問一答
運転中音声だけ。画面は見ない、操作しない
寝る前その日に間違えた問題の範囲を聞き直す

運転中は、必ず音声だけにしてください。動画を流したままにすると、画面に目がいきます。

受講生のアンケートには「夜勤、リーダー業務、家庭と、勉強に使える時間が少ない中、DVD を見ることで基礎学習ができた」という声もあります。机に向かえる時間が短い人ほど、聞き流しの時間を先に決めておくと勉強が途切れません。

1日の中での聞き流しの使い方(通勤・家事・夜勤の休憩・運転中・寝る前)

DVD・動画購入を選ぶ目安

通信量を気にせず聞きたい人、試験のあとも見返したい人、パソコンやスマホの操作が苦手な人は、保存型の動画か DVD が向いています。

当講座では、3つのコースで見られる期間と通信量が違います。

コース料金(税込・テキスト込み)見られる期間通信量
動画配信33,000円試験当日の午前10時まで見るたびに使う
動画購入49,500円期限なし(スマホのアプリに保存)保存後は使わない
DVD69,300円期限なし使わない(DVD プレーヤーで再生)

聞き流しを毎日の通勤で使うなら、動画購入が合います。一度アプリに保存すれば、電車の中で通信量を気にせず聞けます。テレビで見たい人、スマホの操作に慣れていない人は DVD が合います。

講義全11回を毎週1回ずつ届けるので、聞く範囲が自然に決まります。講義も質問への回答も、ぼくがひとりで担当しています。

3つのコースとも、教育訓練給付制度の対象です。条件を満たす方は、修了後に受講料の一部がハローワークから支給されます。

ほかの講座と比べたい人は、ケアマネ通信講座おすすめ10社比較【2027】をご覧ください。講座の詳しい内容と申込は、ケアマネ受験対策通信講座のご案内にあります。

まとめ

聞き流しは、勉強の主役ではなく、復習の回数を増やす道具です。

  1. 1回目は画面とテキストを見ながら聞き、2回目から耳だけで聞く
  2. 聞いた範囲の過去問を、その日のうちに解く
  3. 聞く範囲は「出るところ」(A 問題の範囲)から
  4. 教材は、オフラインで聞けるか、いつまで聞けるか、通信量で選ぶ
  5. 運転中は音声だけにする

まずは無料の YouTube の講義 を、通勤の時間に1本聞いてみてください。

ケアマネ試験の聞き流しに関するよくある質問

聞き流しだけで合格できますか?

できません。ケアマネ試験は60問の選択問題を解く試験なので、過去問を解く練習が必要です。聞き流しは、一度勉強した内容をくり返して覚えるために使ってください。

無料のアプリや YouTube だけで勉強できますか?

苦手な分野の確認や、すき間時間の復習には十分使えます。ただ、無料の動画は範囲が順番どおりにそろっていないことが多いため、試験範囲を通して勉強するなら、テキストか講座と組み合わせてください。

運転中に聞いてもいいですか?

音声だけなら聞けます。画面を見たり操作したりしないでください。動画を流したままにせず、音声だけを再生できる教材やポッドキャストを使ってください。

倍速は何倍がいいですか?

決まった正解はありません。初めて聞く講義は等倍、2回目以降は、聞き取れて内容を思い出せる速さまで上げてください。早口の講師の講義は、倍速にすると内容が残りにくくなります。

聞き流しはいつから始めればいいですか?

テキストか講義で、その分野を一度勉強したあとからです。まったく初めての分野を耳だけで聞いても、頭に残りにくいからです。

動画配信と動画購入は何が違いますか?

当講座の場合、動画配信は見るたびに通信量を使い、試験当日の午前10時で見られなくなります。動画購入はスマホのアプリに保存するので、保存後は通信量がかからず、期限なく見られます。

通信量を使わずに聞く方法はありますか?

動画や音声をダウンロードして保存できる教材か、DVD を使ってください。Wi-Fi のある場所で保存しておけば、外では通信量を使いません。